【STOP! メタボリックシンドローム】長寿ホルモン「アディポネクチン」
■生活習慣改善に新たな指標 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)への予防作用が期待される長寿ホルモン「アディポネクチン」の血中濃度を、健康診断での測定項目に入れる動きが出ている。メタボの元凶である内臓脂肪の量は分かりづらい面があるが、アディポネクチンの濃度の数値化により、生活習慣病のリスクの指標として認識しやすくなる。(山本雅人) ◇ ◆具体的アドバイス アディポネクチンは、住友病院(大阪市北区)の松澤佑次院長が大阪大学教授だった平成7年、ヒトから発見。翌年に論文で発表し、日本発の発見として国際的な認知を得た。 松澤院長はその成果を臨床で生かしたいと、同病院で扱う人間ドックや企業健診の受診者に対し、19年4月からアディポネクチンを必須の測定項目にした。測定法は大塚製薬研究所との共同研究で開発された。 アディポネクチンは血管保護の作用があり、脂肪細胞から正常に分泌されていると、動脈硬化などの抑制に効果が期待できる。食べ過ぎや運動不足で内臓脂肪が蓄積されると、分泌量が減るという特徴がある。 これまで、内臓脂肪を具体的にどこまで減らしたらいいかという部分があいまいだった。しかし、松澤院長によると、「アディポネクチンの数値が低いので生活習慣病のリスクが高まります。数値が上がるまで内臓脂肪を減らしましょう」と、具体的なアドバイスが可能になったという。< 前のページ12次のページ >
fdhsjfhdjksfdsfjjRelated articles:
没有评论:
发表评论